わたしたち家族は、数年前に東京の真ん中からこの里山の集落に引っ越してきました。

たまたま観光でこの地を訪れたわたしたちに、たまたま買って食べた驚くほどおいしいお米と、たまたま出会った素敵な人々が、ここに住む道を開いてくれました。

それまで勤めていた仕事では、年に何度も海外へ出張していましたが、ある南国の農村には、小さな暮らしをしながら、お米も野菜もお肉も道具も家も、何でも自分たちでつくる人たちがいました。

お金持ちであるとはお世辞でも言えない人々ですが、家族や地域・自然とともに確かな「幸せ」をつくり、分かち合っているように見えました。

自分だけが幸せでよければよいという生き方でもなく、他者の不幸の上に立つ幸福という生き方でもありません。

「まさや」は、その国の言葉で「幸せ」を意味します。
この雪国でのお米づくりを通して、人や地域が育ち、幸せが広がったらなぁと願います。

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