大雪の中に見るもの


2月。只今、真冬、大雪、大寒波に見舞われています。

玄関を開けると30cm~40cm積もっている朝、いそいそとした出勤前に、あるいは僕が間に合わない日は妻が僕の出勤後に一人で、あるいは、子どもたちも休みの日は家族総出で、除雪作業をして、夕方暗くなる前にもまた雪かきをして、それでも次の朝も玄関を開けるとまた、た~っぷり積もっている・・、ということがもう1週間以上続きました。

2階の屋根から落ちた雪が積もり積もって、屋根まで届きつかえてもう落ちなくなってしまいました(ヤバい!)。

道路除雪の業者さんも間に合わずに、僕の“最強”軽トラックですら路上で2回もスタックしてしましました(ヤバい、ヤバい!)。

1.5 mほどだった積雪量はこの寒波で一気に3.5mくらいになったかな。

ここ数年は小雪だったので、こんなに積もるのは久しぶり。
というか、こんなに一気に雪が降り積もるのは、僕たちがここに暮らしてからはじめてのことかも。

冬のアルバイトがやっと休みだった今日も、ほぼ一日、除雪作業をしていました。

この冬のはじまりから今月最初のころまでは寒波が来ても連続せず、大雪どうしの間隔がちょうどよくあいて、除雪仕事は身体のいい運動として余裕でいました。が、こうも続いてしまうと・・。

今日については、大雪のせいでご近所さんに迷惑をかけかねない、ちょっとした事件も起きてしまい、また、除雪に大きめの費用がかかることになってしまって、気持ち的にもげんなり・・。

それでも容赦なくまた来週から寒波が来るって言うし・・。さすがに苦しい。



そんな折、集落の活動のLINEグループに、ご近所のおばちゃんからこんなメッセージが流れました(高齢の方ばかりだけど、皆がんばってスマホ使ってやりとりしたりしてるんです)。

「3メートルの雪と戦っています。でも、やがて春が来るから、がんばって怪我をしないように雪かたづけをします。がんばって」

こんなに雪に苦しめられ目の前のことで精一杯になってる最中、その言葉に、ハッと希望を見た気がしました。

“やがて春が来るから”―。

それは、
溶け始めた雪の合間から小さなフキノトウが顔を出し始める姿、
黄緑色のブナの芽がいっせいに光にあたる風景、
あっついなぁって言って、作業中に着込んだ冬のウェアを一枚、二枚脱ぎ捨てる温感、
あちこちで聞こえる雪どけ水が沢を流れる音・・。

思い浮かべるとなにか一瞬にしてとても明るいビジョンを見た気持ちです。

苦しい時こそ忘れず見つめたい、“やがてくる春”の光景。
“やがて来る春”は、苦しい時があるからこそ、心底ありがたい。

大雪の中にも春を見れるのは、この地域に生まれ育ち長く暮らすからこそ。
苦労の中で長く生きれば、やがて来る明るさを見ていられるのかな。
苦しい中にいても、どんなときも、やがて来る希望を忘れずにいたいと思います。

(わたなべまさゆき 2025年2月)

 

 

 

 

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