失って気づくこと。(正屋ホームページは復旧しました)


今年の春先から何だか不調だなと思っていたら、夏にはネット上に表示・閲覧すらできなくなっていたわが家のホームページが、復活しました。

もうダメかと思っていたので奇跡のようにありがたいです。
その間、お便りもお知らせも更新できず、前回の投稿から間が空いてしまっていましたが、何はともあれ、ほんとよかった。。


一方で、その間、夏6月半ばごろ〜8月までは、こちらの地域ではほとんど雨が降らず(全部合わせてほんの2mmくらい。2mm、って‥!!)、わが家の田んぼも大規模な干害被災となっていました。稲にとって最も水が必要な時期(= からだの中に穂を身ごもる時期〜穂を出す時期)に水がなく、多くが枯れてしまったり、枯れなくても穂を出せなくなってしまいました。

雨が降らずに連日30度を超える猛暑のこの期間、僕たちはなんとかしようと、新しいエンジンポンプを買って川の支流に流れる少しの水を田んぼに入れようとしてみたり、数百メートル離れた水源に分け入り重たい取水ホースを這わせてきて稲に水をかけてあげようとしたり、これまでやったことがない試行錯誤を繰り返していました。やっても無駄になることを承知しつつ、です。

全部の田んぼに水を入れようとすると、どれも少しずつ過ぎになって全部ダメになってしまうことが想像できたため、生かす田んぼ・あきらめる田んぼを決めなければならないのは苦渋の決断でした。

でも雨が降らないことの影響はどうやっても免れず、多くの田んぼには干からびすぎて大きなヒビや亀裂が入り、水を入れても貯めることができない状態に、つまり、田んぼとしての機能まで失ってしまうこととなりました。


8月の上旬、3日間だけ雨が降りました。やっと・・ホッとした・・のですが、すごい大雨。
生かした田んぼはヒビ割れも小さかったため水が貯まったりしたのですが、大きな亀裂が入っていた棚田の田んぼ一枚がいきなり大量の水が流れ込んだため、なんと、崩壊してしまいました。

もう、呆然と立ち尽くし、途方に暮れるだけ・・。

田んぼが壊れ、棚田が崩れ。
お米づくりを始めてから毎年、毎日見ていたわが家の棚田の風景が変わってしまった・・。
どうすればいいんだろう・・。

表示されなくなってしまったホームページもそうでしたが、わが家の棚田も、気づけば自分の身体の一部のようでした。そんなたいそうなホームページではありませんし、崩れた田んぼもとても小さい田んぼです。

でも、失ってみて気づきます。どちらも自分にとってはとても大事な存在だったんだなぁって。

諸行無常 ― すべてのものは常に変化し、永遠不変なものは何一つない。

変化こそが生きることの本質。

つまり、失って気づくこととは「自分が毎日生きている」、ということなのだろうか・・。


これからいよいよ、稲刈り期間のはじまりです。

(わたなべまさゆき 2025年9月)




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