山へ行けば仕事は尽きない・・!?

 

冬のスキー場でのアルバイトが3月下旬で終わりました。

スキー場では、遊びに来る人たちを(もちろん真剣に練習している人たちも)、迎えるのが仕事なのですが、

ナイター営業の時間や特に週末にも、スキーやスノーボードを楽しんでる大人の人たちがたくさんいます。
楽しんでる様子に、いいなぁ、今日は仕事ないのかなぁ・・なんて。

「山へ行けばヒマすることはない、仕事はなんでもある」と、僕の地域の人たちはよく言いますが、本当にそのとおり。

お米づくりの作業はやればやるだけありますし、備えあれば憂いなしで、いくらいろんなことに備える仕事をしておいても何も間違いありません。

たとえ田んぼ周りの仕事が全部おわってしまいほんとに何もない、としても、ジャマな木の枝を切ったり、関係する水路の掃除や修理だってあるし、その辺に自生してる山菜やきのこを夕食のおかずに採ってもいいし、もっと言えば長きを見越して山の木々を手入れする仕事をしたっていいじゃないですか。(もちろん僕はそこまで手が届いたことはありませんが・・)

では、山に行けない冬の期間は仕事がない?
いやいや、あります、あります。

家や作業所まわりの除雪の仕事はもちろん、

(昔はきっと秋とれたワラを使って夏場に使う縄を結ったり、農具をつくったり手入れしたり、高度成長期のころは男の人たち中心に冬は出稼ぎにでたらしいですが)、

今だって、夏場になかなかできないような、将来に結実を期待する“種まき”の仕事はいくらでも探せます。

別に自慢でもなんでもないですが、僕もこの冬の間、ゆっくり休んだ一日はなかったんじゃないかなぁ。。

どうしたらもっと面白いことができるか、何がもっと意味や価値あることにつながるのか―。

こんなことを思いながら、次から次へと思案したり、問い合わせたり、つながりを探ったり、企画をつくったり、書類をつくったりしてました。
(その結局、キャパオーバーになりました・・(;_;))

家事もしかり、子育てもしかり、なんでもそうだよね。
要は、何のために、何を、どこまで突き詰めるのか、何をやらないのか、を自分で決めること。

スキー場で昼夜を問わず時間があればゲレンデに出るお客さんたちをぼぉっと見ながら、あの人たちも何かを取捨選択した結果なのかなぁと考えていました。

(わたなべまさゆき 2023年4月)

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