
今年もいよいよだ!と準備万端、はりきって、わが家も稲刈りを開始しました。
これまで丁寧にお世話して、がんばってきたもんなぁ。
・・が、続く雨に、作業が遮られ、遮られて、ぜんぜん進みません。一般的な稲刈りの機械(コンバイン)は、雨だと稲刈りできないんです。
やんだ少しの狭間になんとか刈り取りをしても、湿り気の多い稲は機械を詰まらせてしまったり、とくに強い風雨などのために倒伏してしまった稲は、とても刈り取りしにくく時間がかかるから、限られたお天気の中で気持ちも焦って失敗が続きます。
そんな中、うまくいかないと思ったら、仕切り直すことがとても有効だとわかりました。うまく行かない状況やモヤモヤした気持ちをもちながら無理矢理に仕事を続けるよりも、一度離れて、気持ちや道具、周囲の状況を整えてさっぱりさせてから再開すると、まったく効率よく進めることができたりします。自ずと焦らずゆっくりできるためミスも減るし、モヤモヤのときは気がつかなかったより良いやり方に気づいたりするんです。
でも結局また一生懸命になりすぎて、日没すぎてもコンバインの小さなライトをつけて見えるギリギリまで作業してみたり・・。
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そうしてわかるのが、結局自分が自分の想定通りコトを運びたいんだということ。
― 去年の今頃はもうこのくらい稲刈りをしてたから、今年もなんとかそれに遅れないようにしないと・・
― 今年は9月上旬はかつてないような高温の日が続いたから刈り取り時期が早まっているはず・・、
― わが家のお米を食べていただく皆さんのことを考えても、とくに倒伏した稲は適期で刈り取ってあげたい・・、
自分自身がいろいろな理由をつけてつくった、勝手な「想定」が焦りやモヤモヤを生みだし、それが元で判断ミスや失敗につながる。
基本的に、人間の想定どおりなんて行かない、行くはずがない、のに。
お米づくりをはじめて10余年。いろいろなことがわかってきてだんだんと上手になってきたと思いきや、それはなんでも自分の思い通りできるようになってきたと勘違いしていたのかもしれない。
ちがうね、自然相手のお仕事、というか、すべてのモノコトは基本的に想定どおりいかない、想定どおり操作できるなどと思い込むことがおこがましいし、想定どおりスムーズにいったら本当のところおもしろくないはず。
過去の稲刈りでも、何回も想定どおりいかず、失敗したことがありました。その時は、がっかりしたり、大きな損失を出したり、イライラしたりしたけど、結局なんとかなって今に至ります。
そうだ。なんとかなるんだ。粘り強い精神を持て。
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なんとかなる・・、けど、早く終わりになってホッとしながら、ゆっくり温泉にでもつかりたいなぁ・・。
明日、天気になあれ。
(わたなべまさゆき 2024年9月)
