風や外気にさらされても

 

雪どけが進みつつ、春になりました。

とは言え、田んぼの上にはまだ1m以上雪が積もってるかなぁ・
わが家の棚田に行く道もまだそのくらいの雪で覆われているため、まだ行けてない・・今年に入って一度も田んぼまで行っていません。

でも、積もった雪の量とは関係なく暦は進みます。怯むことないように3月の終わりごろから苗代の除雪を始め、苗を育てる土を混ぜたり整地をしたりの準備をし、今週からついに今年のお米づくり《種まき=播種》の仕事を開始しました。

  1.  数日間、種を温度管理しながら水に浸して目を覚まさせ、
  2.  目覚めた種を播種機という装置を使い流れ作業で、育苗箱という薄い箱の上に種まきをし(1,000枚余り)、
  3.  わが家では発芽器という温室みたいなハウスで少しだけ小さな芽を出したうえで、
  4.  苗代に並べていきます。

一つ一つを慎重に丁寧に進めますが、発芽器のハウスから外に出して苗代に並べるときは、温度が30度から一気に外気10度以下になったりするので、急な温度変化が種にダメージを与えないよう、とくに気をつけねばなりません。

ところが、今週、今年はじめて小さな芽が出た苗箱を外に出した日は、あいにくの大風。
延期をしようとも思いましたが、次の日はご近所さんのお手伝いの約束が入っていたので、妻と二人でなんとかやってみることにしました。

ゴウゴウと風に吹かれて、種や土が飛んでいってしまわないか・・、風にあたると冷たいだろうし、木の葉や小枝は飛んでくるし、心配しながらの作業です。

芽の出た箱を地面に並べながら、すぐにお布団(保温シート)を3枚かけてあげ、それも飛ばされないようにしっかり固定して、なんとか無事完了しました。

これからは地温や気温によって、自分のペースでゆっくり育ちますように。
30~40日ほどで田んぼに独り立ちするくらいの苗になる予定です。


今週おなじ頃、娘の中学校登校が本格的に始まりました。

これまで、1歳くらいで保育園に入園してから小学校6年間=12歳まで、ずっとこの地域内に登園・登校していましたが、中学校は本人の希望で、隣町の中高一貫校を選択したのでした。
保育園~小学校時代、同学年の子たちはずっと同じ。先生や教室は変わろうとも、14人の仲間はずっと同じ、一緒に育ってきました。

どの子がどんなふうに育ってきてて、それぞれのクセや特徴、思春期に入りつつある性格などの変化も、意識しなくても感じ合っていた仲間だったと思います。

でも、入学した中学校はそこから離れ、まったくの新しい場所です。
14人の学年・80人ほどの小学校全校から、一気に80人の学年・全校240人の中学校へ。

きっと、慣れない環境で、“ゴウゴウとした風”が吹いているようなものでしょう。

今、入学式を終えて通常授業がはじまり、新しい友だちもできつつあるとのこと。

思えば、彼女の言葉遣い・話し方が、ついこの間までと少し変わったかな。。

親がまったく知らない地域、学校、友だち、
風や外気にさらされ、負けないといいな。。

いつまでも、温室の中や同じ環境にいてはダメになってしまうことはわかっているけれど・・。

よい環境に恵まれ、そこに自分の根を張って、強い芯をつくって、自分のペースでゆっくり育ちますように。

田植えまであと数週間です。

(わたなべまさゆき 2025年4月)

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