上からの見晴らし、

山々のかたち、

空の色、風のそよぎ、

陽の温度、流水の音、

生きものの気配、穂の香り。

少しの間、棚田を降りて、
一緒に散策してみましょうか…

わが家が耕作している棚田は、三ヶ所の山(地区)に離れています。

一つは、2017年に亡くなったおじいちゃんから受け継いだ、隣の集落の「名平山」

二つは、2021年から受け継いだ比較的まとまりが良くて整備された「儀明山」

もう一つは、うちがこの地に引っ越してきたときに家屋についてきた土地である「田野倉山」

一番広くてなだらかで陽当たりがよいのが儀明山で、 小さくて細かい田んぼが急傾斜に連なってるのが田野倉山、 人っこ一人も行かない山の中にあるのが名平山、

山どおしの間は、軽トラックで移動したら10分から15分くらいかかります。

お米なんてどこで作っても同じ味だろうと思っていましたが、土壌や標高・陽当たりなど微妙な条件の違いが、山ごとに味わいの違いになるようです。

私たちの、一所、一所、懸命のがんばりで、穂の香な一味を加えられたらと願います。

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